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「こ」こらしめるには

2009年10月 1日 23:32  

例えば、電車内で。隣で化粧を始めた人がいるとする。
不快である。粉が飛ぶじゃないか、そのマスカラゆれた時うちの服についたらどうする、やめてくれ。

しかしそれを声に出して注意すると、それはそれでいろいろ問題が発生する。主に自分のメンタル面にダメージを受ける。ならばどう抗議の意思を表すか。

例えば、顔は完全に隣の化粧人を向いて、視線だけは斜め上方の車内広告に注ぐ。注ぎ続ける。

化粧人は鏡に夢中になってはいるが、人間には視界というものがある。焦点以外の範囲も薄っすらわかるから、隣の変な女がこっちを向いているな、とうっとうしく感じてくることだろう。睨み返してやれ・・・と思ったがあいにくその変な女=私は、車内広告を見ているのだ。だがその目はパチンコ球のように見開かれ、瞬きもない。

なんだ、と化粧人は顔を戻すが、その後も隣からの妙な雰囲気を感じ取り、さっと睨み返し・・・やはり自分を見ているのでなく、頭上の「みすず学苑」の広告に見入っているのだ。

なんだかこの席、落ち着かなくなってきた。ちょっと化粧やめて、下向いて寝よう。とでも思っていただければ私としては満足な結果となる。私の栄誉は少々傷つくが、表面的には波風もたたない。

ということをたまにやっているが、半分は成功しているようだ。「半数は」じゃなく、上の話の「変な女と認識される」ほうの半分。

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